タイトル戦へ決意新た 4月からプロ棋士になる長谷部浩平さん

 今月4日の日本将棋連盟「奨励会」三段リーグ戦で1位となり、本県出身として戦後初めて四段に昇段しプロ棋士となることが決まった小山市城東1丁目、宇都宮大教育学部4年長谷部浩平(はせべこうへい)さん(23)は6日、下野新聞社のインタビューに応じた。「リーグ戦でトップに立った時から胃痛に悩まされたが、自分の弱点を甘受できたのが良かったのでは」と想像以上に険しかった道のりを振り返りつつ、「(四段に昇段する)4月からは戦いに集中して結果を残し、将来はタイトル戦にも挑んでいければ」と決意を新たにした。

 実力者ぞろいの三段リーグ戦で、昇段できるのは参加者36人のうち2人だけ。三段と四段では雲泥の差があるだけに、「全員が、それこそ命を懸けて戦った」。

 昨年11月下旬にリーグ戦で初めて首位となった後、「勝敗表を見た際、胃が突然動かなくなり、数日間ごはんが食べられなかった」。プレッシャーが原因だったが、「この状態とけんかせず、受け入れて指そう」と気持ちを切り替えると、連敗がなくなった。

 来月からは順位戦やタイトル戦の予選に出場する予定だが、最年少棋士の藤井聡太(ふじいそうた)六段と対戦する可能性もある。「藤井さんですか…」と苦笑い。「とにかく将棋ができるのは当たり前でなく、多くの方に支えられているので感謝の気持ちを持って指したい」と落ち着いた口調で繰り返した。