宇都宮の伝統文化、1冊で紹介 連絡協が10周年記念し刊行

 【宇都宮】宇都宮伝統文化連絡協議会(池田貞夫(いけださだお)会長)は、市内に伝わる祭りや民俗芸能、工芸などを紹介する「うつのみやの伝統文化」(随想舎)を刊行した。同協議会の設立10周年を記念して編集。1年間の祭りや民俗芸能、民話の地などを写真付きで紹介し、足を運びたくなる内容に仕上げた。

 同協議会は2008年3月に発足。メンバーは市内の郷土芸能の担い手や民話の語り部、郷土史家など約80団体・個人。宇都宮伝統文化フェスティバルやふるさと料理講座、民話のつどいなどを通して伝統文化の継承に取り組んでいる。

 本は2月に完成。(1)祭りと行事(2)民俗芸能(3)伝統工芸(4)民話(5)年中行事(6)伝統料理(7)民家と石蔵の全7章で構成される。「祭りと行事」では宇都宮二荒山神社の菊水祭や羽黒山神社の梵天(ぼんてん)祭り、東下ケ橋の天祭などを解説と写真で紹介。「民話」では宇都宮城のつり天井や古賀志の孝子桜、「伝統料理」ではアユのくされ鮨(ずし)(上河内)や耳うどん(古賀志)なども取り上げ、多彩な角度から伝統文化に親しめるようにした。

 協議会のメンバーが専門分野を担当して執筆した。