雪崩事故想定しビーコン使い初訓練 山岳救助隊など40人参加 那須

 【那須】那須山岳救助隊や那須塩原署山岳警備隊、那須地区消防組合などは3日、湯本の旅館「ニューおおたか」北側の雪斜面で冬山救助訓練を行った。計約40人が、登山者が雪崩に巻き込まれたと想定しビーコン(電波受発信器)を使って捜索、掘り出すといった訓練に励んだ。

 訓練は約10年前から毎年実施。開会式で救助隊の渡部逸郎(わたなべいつろう)副隊長(70)は昨年3月の雪崩事故に触れ、「気持ちを新たにし、有事の際には全員がリーダーになって指示を出せるようにしてほしい」とあいさつ。今回は、救助隊員によるビーコンの使い方や入山前のチェック方法の実演を初めて行った。

 救出訓練では長さ約3メートルのゾンデ棒を雪中に刺したり、ビーコンを使ったりして遭難者に見立てたバッグなどを捜索し、スコップで掘り出す作業を実施。参加者たちは「見えた」「2次雪崩は起きそうか」などと役割ごとに声を出して取り組んだ。