十二神将像の保存修理完了 鹿沼、北半田の医王寺

 【鹿沼】北半田の医王寺(国立恵俊(こくりつけいしゅん)住職)が有する市指定有形文化財の「十二神将像」の保存修理が完了した。2015年度から3カ年計画で実施してきており、完了を記念して23、24日に特別公開する。同寺は「医王寺の仏像の魅力に触れることができる貴重な機会」としている。

 像は鎌倉時代の13世紀に制作され、木製で高さ70~78センチ。同寺の本尊の薬師如来を信仰する人を守護する役割を持つとされる。全部で12体あり、それぞれの頭に干支(えと)の動物が付いている。

 同寺は市などの助成を受け、像の保存修理事業を行ってきた。修理は東京都内の仏像修理工房が、同寺から4体ずつ像を持ち出して工房内で実施。後世に塗られた塗料を除去して作られた当時の姿を再現するなどの作業を順次行い、最後の4体の保存修理が2月中に終わった。

 これまで、事業開始前や、事業途中などに3回公開してきているが、全ての像が修理を完了してそろって披露されるのは初めて。