コウノトリが巣作り? 雄が単独、繁殖準備でなく習性か 小山

コウノトリが巣作り? 雄が単独、繁殖準備でなく習性か 小山

 【小山】繁殖準備?、それとも習性?。下生井の渡良瀬遊水地第2調節池に飛来している特別天然記念物のコウノトリ(雄)が人工巣塔で巣作りをしている。付近には雌の姿は確認されておらず、雄単独で巣作りする習性の可能性が高いという。コウノトリの同遊水地への野生復帰を目指す市は「疑似行動かもしれないが遊水地で巣作りする姿を確認したのは初めてで、ほほえましい光景」として見守っている。

 市によると、コウノトリは2016年3月に千葉県野田市で生まれ、6月に放鳥された雄の「ひかる」とみられる。2月17日に飛来して以降、3月2日で連続14日間同遊水地での”滞在”を確認。これまでの連続飛来日数だった昨年8月の13日間を既に上回った。

 ライオンズクラブ国際協会333複合地区が寄贈した人工巣塔は高さ約12メートルの柱の頂上部にすり鉢状の巣台が付いている。市などによると、「ひかる」は設置翌日の2月24日から小枝や草を巣台に運び始めたという。人工巣塔の周辺は湿地再生に向けた掘削作業が行われている工事現場付近で重機も稼働している。

 今回の巣作りについて、兵庫県立コウノトリの郷公園は一般論として「巣作りは雄と雌が共同して取り組むのが基本。習性として雄が単独で巣作りすることもある」と指摘する。