健やかな成長、願い込め 武者絵のぼり制作進む 市貝【動画】

健やかな成長、願い込め 武者絵のぼり制作進む 市貝【動画】

 5月の端午の節句で庭先に飾られる武者絵のぼりの制作が、市貝町田野辺の「武者絵の里大畑」で進められている。

 色鮮やかな武者絵が飾られた工房では現在、県無形文化財技術保持者の3代目大畑耕雲(おおはたこううん)さん(70)が注文を受けた縦約5メートル、横約2メートル30センチの武者絵のぼりを手掛けている。図柄は中国で魔よけの神とされる鍾馗(しょうき)。大畑さんは筆を巧みに操り、命を吹き込むように特殊な顔料で顔や装束を丁寧に染め上げている。

 近年は、大型のものに比べて扱いやすい室内向けの「座敷のぼり」の注文が増えているという。今年分の制作は4月上旬まで続く予定で、大畑さんは「子どもが健やかに成長するように、ひと筆ひと筆に魂を込めて描きたい」と話している。