桜の力で地域活性化を 800本の植樹目指し「植える会」結成 日光、佐下部地区

 【日光】過疎化が進む佐下部地区を桜の力で活性化させようと、地元住民らを中心につくる「花の里佐下部に桜を植える会」が、桜の里づくりに取り組んでいる。昨年までの5年間で50本のシダレザクラを山林などに植樹。今年も今月上旬に5本を植えた。将来的に計約800本の植樹を予定しており、代表の同所、会社員青木道夫(あおきみちお)さん(63)は「桜の名所にしてたくさんの人を迎え、にぎわいをつくりたい」と夢を思い描いている。

 桜の植樹は青木さんが2013年に個人的に始めた。佐下部地区は過疎化が進み、現在では27戸で住民の7割が高齢者となっている。「当時、長野県などの山間部を訪ねると若者の姿がなかった。人ごとではないと思った」と振り返る。

 大病を患ったこともあり、地元を思う気持ちが高まり、桜による活性化を発案。「一本の桜を見るために人が集まる所もある。桜ならば首都圏から人が呼び込める」と考えたという。

 以来毎年、里山や河川敷に8~13本を植樹。地元自治会も青木さんに協力し、15年には植える会も結成した。昨年は、まだ十分に咲いてはいないが、自治会で桜祭りを開き、住民らで楽しんだ。