“ドアノブ触るだけで鍵開閉”が最高賞 帝京大理工、発明コンで3年連続

 【宇都宮】帝京大理工学部情報電子工学科の蓮田裕一(はすだゆういち)教授の研究室が、日本産業技術教育学会の「発明・工夫作品コンテスト」発明工夫部門で、最高賞に当たる学会長賞を3年連続で受賞した。受賞作は視覚障害者向けに考案した、ドアノブを触るだけで鍵が開閉できるシステム。目的や利用方法などが明確で優れた作品だったことなどが評価された。

 主催者によると、本年度のコンテストの締め切りは昨年12月下旬で、全国の大学から5部門計39作品の応募があったという。このうち、発明工夫部門には7作品が集まり、審査結果は1月31日に発表された。

 受賞メンバーは同学科4年田山智洋(たやまちひろ)さん(22)と安波舞(やすなみまい)さん(22)、3年荒井裕貴(あらいゆうき)さん(20)と床井俊彦(とこいとしひこ)さん(21)の4人。

 作品名は「鍵が無いのがキーポイント」で、鍵を探したり、鍵穴に差し込んだりするのが難しい視覚障害がある利用者を想定。ドアノブを触ると、腕に装着した機器から特定の周波数の微弱な電流が伝わり、鍵穴にキーを差し込む動作をしなくても鍵の開閉ができるシステムを提案した。

 住人以外がドアを開けようとすると、ブザー音がなるなどの工夫もした。今回の技術を応用すれば、自転車や買い物カートでもハンドルを握った際に持ち主を特定できることから、盗難防止などへの活用も考えられるという。