ボクシング、栃木県初の女子王者へ 宇都宮出身のチャオズ箕輪が世界戦

 宇都宮市出身の女子プロボクサーが初の世界戦に挑む。世界ボクシング機構(WBO)女子ライトフライ級王座決定戦が3月8日、東京・後楽園ホールで行われ、ワタナベジムに所属するチャオズ箕輪(30)=本名・箕輪綾子(みのわあやこ)=がリングに立つ。勝てば県内初の女子世界チャンピオンで、「チャンスをくれたジム、応援してくれる人たちに結果で恩返しをしたい」と気持ちを高ぶらせている。

 箕輪は文星女高3年時、空手道の全国高校総体団体組手で優勝した。日体大進学後にボクシングに専念し、全日本選手権7連覇、世界選手権8強などの実績を残した。しかし、目標としていた2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪出場を果たせなかった。

 それでも「世界で勝負したい」とプロ転向を決意。16年9月にプロデビューすると、東洋太平洋フライ級王者に輝くなど、ここまで5戦全勝(4KO)と波に乗っている。

 タイトルマッチの相手は元世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の天海(てんかい)ツナミ(アルファ)。箕輪は「経験も引き出しも相手が上。距離を間違えると倒される」と警戒するが、パンチ力には自信がある。試合は1回2分間の10回戦で争われ、「早い段階で自分の距離を見つけたい。倒すだけのパンチはあるのでプロである以上、お客さんに見せたい」と勝負師の顔つきになった。