門井慶喜さん直木賞贈呈式 「大きな一里塚」【動画】

門井慶喜さん直木賞贈呈式 「大きな一里塚」【動画】

 第158回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が22日夜、東京都内のホテルで開かれ、「銀河鉄道の父」で直木賞を射止めた宇都宮市出身の門井慶喜(かどいよしのぶ)さん(46)に正賞の懐中時計と副賞100万円が贈られた。

 「銀河鉄道の父」は童話作家で詩人でもある宮沢賢治(みやざわけんじ)の37年の生涯を父政次郎(まさじろう)の視点で描いた長編小説。登壇した門井さんは「長男でありながら跡を継がず原稿を書いた賢治は、僕自身でもあった。これからは直木賞作家の看板を背負っていく。本日は大きな一里塚だ」と喜びを語った。

 直木賞選考委員の宮部(みやべ)みゆきさんは「手ごわい素材の賢治を父親の視点で描く手法は新たな発見で、家族愛にあふれた作品」と評した。

 本県関係の直木賞は、1994年に受賞した中村彰彦(なかむらあきひこ)さん(栃木市出身)以来24年ぶり。

 芥川賞は「おらおらでひとりいぐも」の若竹千佐子(わかたけちさこ)さん(63)と「百年泥(どろ)」の石井遊佳(いしいゆうか)さん(54)に贈られた。