東電EP、電力「預かり」で実証実験 国内初、小山や宇都宮などトヨタウッド分譲地で

 東京電力エナジーパートナー(東京都)と、トヨタウッドユーホーム(宇都宮市一ノ沢町、中津正修(なかつまさし)社長)は21日、太陽光パネルで発電した余剰電力を別の機会の電力使用時に充当できる国内初というサービスの実証試験を、7月から始めると発表した。トヨタウッドが開発を進める分譲地で実施する。実用化されれば売電以外の選択肢が増え、蓄電池がなくても自宅で発電した電力を効率的に活用できるようになる。

 現在、国が定める再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の買い取り価格低下などにより、発電した電力を自宅で活用することに関心が高まっている。

 今回、両社が実用化を目指すのは、これまで売電するしかなかった余剰電力量を測定・記録し、その分を別の時間帯に充当する料金サービス。蓄電して物理的に預かるわけではないが、一時的に電力を預かったとみなして、実際に使用するときに返すような形にする。離れて暮らす親族らと分け合える仕組みも検討する。

 実証試験では分譲地の居住者にモニターになってもらい、その発電量と消費電力量のデータを取り、同サービスを導入した際のシミュレーションをする。

 対象分譲地は、2019年秋に分譲開始予定の小山市神鳥谷(ひととのや)の290区画と宇都宮市西原町の60区画(分譲開始時期未定)、本年度内に分譲開始する群馬県玉村町の202区画。