小浜駿さん

 やるべきことを行わず、後回しにすることは心理学で「先延ばし」と呼ばれる。「来年こそは…」と新年の抱負を考える年の瀬。先延ばしを研究する宇都宮共和大の小浜駿(こはましゅん)専任講師(36)=心理学=に、その傾向や克服法を教えてもらった。

 小浜さんによると、先延ばしをする際に感じやすい意識は3種類。それぞれの特徴から(1)楽観タイプ(2)悲観タイプ(3)計画タイプ-と分類される。

 楽観タイプは男性に多い。「後で間に合う」「まだ大丈夫」と目先の楽しみを優先し、締め切りなどが迫ると後悔する傾向がある。楽観的性格や目標の低さに由来すると考えられるという。「予定を1週間単位などで短く区切り、簡単で具体的な目標を立てるのが望ましい」と小浜さん。

 悲観タイプは女性に多い。先延ばしする自身を「駄目な人間だ」「なぜ放置したのか」と責め、常に後悔や自己嫌悪にさいなまれがち。目標が高く完ぺきを追求するあまり適度に休めず、前もって失敗ばかりを想像して心身をすり減らし、やるべきことに取り組めない傾向がある。小浜さんは適度な手抜きの実践や、自己肯定感を高める重要性を説く。