流氷下の救助想定、氷結の湯ノ湖に“海猿” 海上保安庁の特救隊が潜水訓練 日光【動画】

流氷下の救助想定、氷結の湯ノ湖に“海猿” 海上保安庁の特救隊が潜水訓練 日光【動画】

 「海猿」「トッキュー」などと呼ばれる海難救助の専門集団・海上保安庁特殊救難隊(特救隊)による氷下潜水訓練が、奥日光の湯ノ湖で行われている。

 冬場に氷結する湯ノ湖は特救隊の基地がある東京・羽田空港に比較的近く、流氷が押し寄せた海での救助を想定した潜水ができるため、海なし県ながら40年ほど前から訓練に使われている。

 21日は特救隊全6隊のうち、第5隊の6人が来県。時折雪が舞う中、湖面に張った厚さ約70センチの氷に穴を開け、水温1・6度と冷たく暗い水中に素潜りしてロープを結ぶ訓練などを展開した。6人は23日まで氷の下での捜索や脱出の訓練を行い、その後は別の隊が3月中旬まで訓練する。

 第5隊の向井貴深(むかいたかみ)隊長(39)は「南北で20度以上の気温差がある全国の海での救助に当たる私たちにとって、湯ノ湖での潜水訓練は際どい環境でできる貴重な機会」と話していた。