医科救護所設置に関する協定書を交わした船田理事長(左)と佐藤市長=21日午後、宇都宮市役所

 佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長は21日の定例記者会見で、作新学院大(宇都宮市竹下町)に医科救護所を設置すると発表した。同市によると、病院以外の民間施設を使った単独の医科救護所は県内で初めて。災害時は医師や看護師らの医科特別救護班が傷病者のトリアージ(優先順位の判断)などで中庭やグラウンドを使用。民間主体の新たな拠点として、鬼怒川右岸にある清原地区の救護体制充実を図り、万が一に備える。(藤田(ふじた)りか)

 救護所ではトリアージを行い、重傷者は医療機関に搬送、軽傷者には応急処置をする。また患者搬送用ヘリコプターの発着でグラウンドを使う。通常、公共施設の避難所に併設することが多いが、同市は応急処置から治療まで一体的な対応をするため、2014年に市内14医療機関と院内設置の協定を結んだ。