栃木工場で生産された歴代の代表的なテレビ=18日、矢板市早川町

 シャープは21日、矢板市早川町の栃木工場のテレビ生産を終了した。1968年からの半世紀にわたる製造の歴史に終止符を打った。今後は物流、製品の修理・保守サービス拠点として存続し、50人ほどの従業員が引き続き勤務するという。同日、同社総務部門の責任者が矢板市役所と矢板市商工会を訪れ、「年末のあいさつ」を済ませた一方、生産終了を受け、「寂しい」などと話し、残念がる退職者らも見られた。

 矢板市によると、同日午前10時半、同社の総務部門の責任者2人と同社出身の矢板市議が来庁し、約30分間にわたって斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長ら市幹部と面会した。シャープ側は「テレビ事業の移管がおおむね完了した。(シャープの)看板は下ろさない」と説明し、「栃木事業所」「矢板事業所」などへの名称変更も視野に入れているという。

 関係者によるとシャープ側の訪問は「毎年行っている年末のあいさつ」。総務責任者2人は矢板市商工会で東泉清寿(とうせんせいじゅ)市商工会長らにもあいさつした。