敷地面積は約3万9千平方メートル。庭園も広く、草花や雪景色など四季折々の表情を見せる

一般公開され、にぎわう日光田母御用邸記念公園=2000年8月30日撮影

黒ずんだ天井板を洗ってきれいにする作業(日光田母沢御用邸記念公園提供)

敷地面積は約3万9千平方メートル。庭園も広く、草花や雪景色など四季折々の表情を見せる 一般公開され、にぎわう日光田母御用邸記念公園=2000年8月30日撮影 黒ずんだ天井板を洗ってきれいにする作業(日光田母沢御用邸記念公園提供)

 古い木材や細かい模様の装飾品が、厳かな雰囲気を醸し出す。一歩足を踏み入れると、師走の寒さに縮めていた背筋が、思わずぴんと伸びた。

 大正天皇の静養地として1899年に造営された日光田母沢御用邸。県が約30億円をかけて建物と庭園を改修整備し、現在は記念公園として一般公開されている。

 建物は江戸期の武家屋敷、明治期の私邸、大正期に増改築した部分が合わさった珍しい造りだ。白い壁を横目に廊下を歩いていくと、水墨で描かれた梅の花が現れる。くぎ隠しの金具の形や、畳の縁の模様など、部屋ごとの変化を見るのが楽しい。