イベントで焼き芋などを楽しむ参加者

 【鹿沼】「煩わしい落ち葉掃き、どうせなら楽しくやりませんか」-。フェイスブックでの呼び掛けに応じた有志が集まり、お年寄りや障害のある子どもらが焼き芋を楽しむイベント「やきいもテラスin田んぼ」がこのほど、塩山町の田んぼで行われ、約30人がほくほくの焼き芋に舌鼓を打った。

 貝島町で整体院を経営する赤羽根正浩(あかばねまさひろ)(31)さんが、店舗の周りを清掃しているとき、落ち葉を単に処分するのではなく、有効に活用できないかと考えたのがきっかけ。当初は「思いつきだった」と話すが、店回りだけでなく晃望台の歩道まで清掃の範囲を拡大。近隣の住民や店舗にも協力を呼び掛け、ポリ袋約15袋分の落ち葉を集めた。

 11月下旬、赤羽根さんがフェイスブックにイベントの告知を掲載したところ、障害児向け放課後デイサービスなどを展開する「あゆみの森」や市内の特別養護老人ホーム職員が賛同。このほかフェイスブックを見て集まった近隣住民など約30人が集まった。

 赤羽根さんの実家で所有している田んぼを会場に、参加者はたき火を囲んで焼き芋や焼きマシュマロを楽しんだ。子どもたちも準備や調理を率先して手伝い、お年寄りに焼き芋を手渡したり、はしゃいで走り回ったりしていた。

 参加した作業療法士山登孝則(やまとたかのり)さん(30)は「子どもと大人が触れ合うすてきな機会。イベントを通してコミュニティーが広がる」と笑顔を見せた。赤羽根さんも「こんなに集まってくれるとは思わなかった。お年寄りには懐かしんでもらい、子どもには新鮮な体験をしてもらったと思う。今後も田んぼなどを利用して多世代が楽しめるイベントをやりたい」と声を弾ませた。