五輪通じ交流促進を 宇都宮でシンポ ハンガリー大使ら参加

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けた機運醸成と、本県で事前トレーニングキャンプを実施するハンガリーへの理解促進を図る県主催のシンポジウム「スポーツと文化で結ぶハンガリーととちぎ」が2日、県総合文化センターで開かれた。約250人が参加し、ハンガリー駐日大使がスポーツや文化、食などを通じた交流の重要性を訴えたほか、本県出身のオリンピアン、パラリンピアンが五輪経験を語った。

 パラノビチ・ノルバート駐日大使は「ルービックキューブやボールペンはハンガリーから生まれた」「フォアグラの輸出量は世界最大」など身近な事例で自国の特徴を説明し、バラトン湖など観光スポットも紹介した。

 自国に温泉が多いことやギョーザが国民の口に合うこと、益子町で制作を続けた自国の彫刻家ワグナー・ナンドールさんの存在などを挙げ、「事前キャンプをきっかけに温泉交流やギョーザ交流、文化交流ができたらいい」と語った。

 ロンドン五輪女子サッカー銀メダリストの安藤梢(あんどうこずえ)選手(宇都宮市出身)とロンドンパラリンピック車いすバスケットボール男子日本代表の増渕倫巳(ますぶちともみ)選手(宇都宮市在住)によるトークショーも行われた。

 安藤選手は、事前キャンプについて「現地の人に日本語で『こんにちは』と声を掛けられてうれしかった」と語り、ハンガリー選手が事前キャンプで本県を訪れた際には「ハンガリー語であいさつすると喜ぶはず」と提案した。増渕選手は「現地の人に期待されることが選手の力になる。ぜひ『頑張って』と声を掛けてほしい」と呼び掛けた。