「いつ起きてもおかしくない」危機感強め地域で備え 那須岳訓練

「いつ起きてもおかしくない」危機感強め地域で備え 那須岳訓練

 草津白根山(群馬県)の噴火から30日で1週間。那須岳(茶臼岳)と同じ噴火警戒レベル1で噴火したとあって、同日行われた那須岳の火山防災訓練参加者は「いつ起きてもおかしくない」と危機感を強めて訓練に臨んだ。昨年に続き那須小児童の避難訓練も行い、地域全体で万が一への備えが進められている。

 那須町、那須塩原市や国の出先機関など、那須岳火山防災協議会の構成機関による机上訓練では、地図上で入山規制を行うポイントなどを確認した。また病院など「要配慮者施設」の避難方法なども検討した。

 一方、実動訓練では課題も浮き彫りに。入山規制で道路を閉鎖する作業は、路肩の雪が障害になりゲートが閉まらなかった。担当者は「冬季はゲートでなく、バリケードなどで閉鎖する必要がある」と改善する考えを示した。

 避難訓練では那須小の児童33人が11台の車に分乗し、那須町文化センターに避難。防災ずきんとマスクを着用し、整然と避難を完了した。同校1年佐藤希美(さとうのぞみ)さん(7)は「先生の言うことを守った」。同センターに迎えに来た父竜太(りゅうた)さん(41)は「避難のための準備の必要性を再認識した」と話した。