「子どもの安らぐ場を守る」 支援施設の運営引き継ぐ 小山でNPO法人発足

 【小山】貧困や虐待で苦しむ子どもや家族などへの支援の充実を図ろうと、NPO法人「ビリーブ」(栗本孝雄(くりもとたかお)理事長)が発足し、30日に設立認証書の交付式が市役所で行われた。後継となる運営母体を探していた団体から支援施設の運営を引き継ぎ、4月から活動していく予定だ。栗本理事長(60)は「理念と情熱をしっかり継承し、より子どもたちが安らげる場をつくっていきたい」と決意を語る。

 ビリーブが受け継いだのは、支援施設「シリウス」の運営。市の委託で2014年から、同施設を運営するNPO法人「サバイバルネット・ライフ」の仲村久代(なかむらひさよ)代表(69)が、体力面の不安などを感じて後継者、団体を探していた。

 シリウスは放課後、親の養育放棄や貧困に伴う要支援児童に居場所を提供し、食事や入浴の支援などを行っている。小1~中3の11人が登録し、延べ約500人が利用している。

 栗本理事長は3年前からサバイバルネット・ライフの活動に携わっており、中村さんは忙しい合間を縫って子どもたちに真剣に向き合う姿に胸を打たれ、ビリーブを託すことを決めた。

 「子どもが遠くの施設に通うのではなく、身近に頼れる大人がいることが重要」という仲村さんの思いに共鳴し快諾した。