元巨人の松崎さん、地元市役所の非常勤職員に 鹿沼出身、作新大出

 【鹿沼】昨年プロ野球巨人を自由契約となり、退団した市出身の松崎啄也(まつざきたくや)さん(26)が新たな人生の一歩を踏み出した。市の非常勤職員として22日から働き始め、来年度の市の採用試験受験に備えている。市内拠点の社会人硬式野球チームのNPO法人「鹿沼39(スリーナイン)」が間を取り持った。「将来的には高校、大学などでコーチとして野球に携わりたい」と今後の目標を語っている。

 松崎さんは菊東スポーツで学童野球、北中在学中は鹿沼ボーイズに所属。作新学院高3年の2009年夏に4番捕手として、チームをけん引、31年ぶりの甲子園出場を果たした。その後、作新学院大、日本製紙石巻を経て、15年にドラフト会議で巨人から8位指名を受けた。

 「(プロ野球は)厳しい世界、結果が出なければ先はない」と険しい表情で振り返った。昨年11月の12球団合同トライアウトを最後の挑戦と決めて臨んだが、声は掛からなかった。

 創部17年目の鹿沼39は、16年からNPO法人化。野球チームとしての活動のほかに、スポーツ教室などの地域貢献事業やプレーヤーの雇用支援などを手掛けている。これまで4人の就職、転職を仲介した実績があるという。