「石蔵バンク」登録低調 宇都宮 所有者の負担感大きく

 市内の地域資源である大谷石蔵の所有者と借り手をつなぐマッチング事業「うつのみや石蔵バンク」の登録件数が伸び悩んでいる。2016年7月の事業開始から登録はわずか4件。石蔵の活用・保存は急務だが、所有者にとって石蔵を貸す準備などに負担がかかり、登録への足かせとなっている。

 市が掲げる「石の街うつのみや」の実現に向けて地域資源を守るには、所有者の負担軽減や石蔵を貸す際の付加価値の向上が鍵となりそうだ。

 「歴史ある貴重な石蔵を残すため、ご協力いただけないでしょうか」

 石蔵バンクを運営する宇都宮まちづくり推進機構は登録件数を増やすため、3年前に取ったアンケートで、石蔵の活用に前向きな回答をした所有者へ定期的な交渉を重ねている。

 石蔵バンクは16年、市内に大谷石蔵を所有する都内の男性から「20年近く眠ったままの蔵を活用してほしい」と依頼を受け設立。市内に現存する石蔵の場所や状態をホームページに掲載し、借りたい人が情報を得られる仕組みにしている。