「登り窯復活プロジェクト」窯詰め始まる 益子【動画】

「登り窯復活プロジェクト」窯詰め始まる 益子【動画】

 人間国宝の陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)(1894~1978年)の大登り窯を3年ぶりにたく「登り窯復活プロジェクト」で、益子と茨城・笠間の陶芸家87人の作品を窯に入れる「窯詰め」が29日、益子町益子の益子参考館で始まった。2月2日まで窯詰めされ、3~6日に火が入る。

 窯は長さ約16メートル、幅約5メートル、高さ約1・5メートル。プロジェクトは、約40年ぶりにたかれた2015年に続き2回目となる。

 1回目は益子の作品のみが焼かれたが、2回目は益子焼の由来とされる笠間焼の作家と共に切磋琢磨(せっさたくま)しながら焼き物文化の飛躍を図る。

 同じ窯の中でも、場所によって温度や炎の動きが異なり仕上がりを左右するだけに、初日に窯詰めした作家17人は、真剣に作品を置く位置を定めた。8室に詰められる作品の総数は5千点以上とみられる。

 庄司の孫で参考館館長の友緒(ともお)さん(51)は「窯たきが近づき高揚感を感じる。多くの人に陶芸家の頑張る姿を見てほしい」と呼び掛けた。