草津白根山の噴火を受け、陸上自衛隊北宇都宮駐屯地(宇都宮市上横田町)のヘリコプター3機も23日、現地へ向かい、被災者の救出活動に当たった。隣の群馬県で起きた噴火災害。本県が抱える四つの活火山に特段の変化はなく静穏で噴火の兆候は認められないが、専門家は「今回の噴火を自分たちの地域に置き換えて考え、備えの再点検をしてほしい」と呼び掛けた。

 陸自北宇都宮駐屯地からは午前、第12ヘリコプター隊第1飛行隊の多用途ヘリコプター3機が、草津白根山から約45キロ南東の陸自相馬原駐屯地(群馬県榛東村)へ向かった。その後、現場の山頂付近に取り残された人たちの救出に当たったという。

 群馬県知事の災害派遣要請に対応した。第1飛行隊は今回被災した陸自隊員と同じ第12旅団に属し、本部は相馬原駐屯地にある。また、陸自宇都宮駐屯地(宇都宮市茂原1丁目)でも同じ第12旅団所属の第12特科隊が出動に備え待機した。

 一方、宇都宮地方気象台によると、県内の活火山である那須岳(茶臼岳)、日光白根山、高原山、男体山の4峰では23日も火山活動に特段の変化はみられなかった。

 那須岳と日光白根山は、草津白根山と同じく、気象庁が24時間体制で火山活動を監視する常時観測火山。それぞれ噴火警戒レベルが導入され現在、平常時のレベル1となっている。