大雪で転倒など42人けが 栃木県内、物流にも余波

大雪で転倒など42人けが 栃木県内、物流にも余波

 22日昼すぎから23日未明の記録的な大雪により、県内では23日午後2時現在、転倒や交通事故などで計42人が重軽傷を負った。鉄道の運休や高速道路の通行止めは一部で同日も続き、交通や物流が滞った。小中高校や特別支援学校の計74校が休校となり、多くの学校が始業を遅らせる対応を取った。

 県危機管理課によると、栃木市の女性(64)が22日夜、玄関前で滑って転び左脚を骨折。芳賀町の男性(76)は23日朝、新聞配達中に転んで右脚を骨折した。

 県警交通企画課によると、22日正午~23日午後4時までにスリップ事故は528件あり、その4割以上がスタッドレスタイヤやチェーンなどの滑り止めを未装着だった。

 鉄道各線は23日も遅れが残った。JR日光線は鹿沼−日光駅間で午後まで運転を見合わせた。JR宇都宮駅は同日朝、大きな混乱はなかったが一時はバスを待つ長い列ができた。22日は大事を取って同駅付近のホテルに泊まった那須塩原市、会社員男性(58)は「早めに駅に来たが、この混み具合では遅刻しそう」と不安そうだった。

 JR黒磯駅では作業員が融雪剤をまいていた。黒磯高1年広瀬杏奈(ひろせあんな)さん(16)は「雪が降ると電車が遅れるので大変」と慎重な足取りで登校した。

 県内の高速道路は北関東自動車道、日光宇都宮道路の一部で午後も通行止めが続いた。関東地方の一部路線でも解消しなかった。

 余波は物流に及んだ。商品を運ぶトラックが店に到着できず、スーパー「かましん」は水産物やパンの一部が入荷しない状況に。イトーヨーカドー宇都宮店も開店時刻までに生鮮食品の一部が届かなかった。