アイスホッケーの第86回全日本選手権大会最終日は16日、東京都西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで決勝を行い、HC栃木日光アイスバックスは王子に2-4で敗れ、2014年以来、4年ぶり2度目の日本一はならなかった。
2年前の決勝と同カードとなった一戦。バックスは第1ピリオド開始29秒にパスミスからいきなり失点。巻き返そうと相手の2倍のシュートを放ったが得点につながらず、逆に王子の正確なパックコントロールに動かされてキルプレーで2点目を奪われた。
第2ピリオドは激しく攻め立てて2分22秒、FW古橋真来(ふるはしまくる)が豪快なミドルシュートを決めたが、その直後にパスミスから3点目を献上。同11分1秒にFW寺尾裕道(てらおひろみち)が倒れ込みながらの執念のゴールで再び1点差まで迫ったが、第3ピリオド12分48秒にキルプレーで失点。最終盤に仕掛けた6人攻撃もむなしく力尽きた。3位決定戦では日本製紙が3-2で東北に逆転勝ちした。
アジアリーグ国内勢の試合は22日に再開し、バックスは27日から青森県八戸市のテクノルパーク八戸で東北との3連戦に臨む。