キャッシュカードすり替え窃盗の手口

 自宅に来た金融機関職員を装う男らに、キャッシュカードを入れた封筒を、別の物が入った封筒にすり替えられる窃盗被害が急増している。県内で今年の被害件数は11月末現在、昨年1年間の3・5倍に当たる21件に上ったことが16日までに、県警のまとめで分かった。カードを手渡しで直接だまし取る特殊詐欺が形を変えたもので、すり替えによってカードが手元にあると思い込ませ、被害の発覚を遅らせる狙いがあるとみられる。県警は特殊詐欺とともに、注意を呼び掛けている。

 県警生活安全企画課によると、カードすり替えの窃盗被害は、16年以前は確認されていないという。今年の被害は5月以降、毎月発生しており、特に11月が7件と相次いだ。市町別にみると、小山、佐野市がそれぞれ4件、栃木、足利市が各2件など県南で目立った。宇都宮市では4件発生。被害者は、高齢者が全体の9割を占めた。