鉄道唱歌題材にまちづくり研究 鳥海さん(足工大4年)が優秀賞 土木学会全国学術講演会

 【足利】足利工業大工学部4年鳥海航(とりうみこう)さん(22)=千葉県野田市=がこのほど、土木学会全国大会の学術講演会に参加し「優秀講演者」に選ばれた。2年生の時から取り組んできた、JR烏山線の鉄道唱歌を生かしたまちづくり研究について発表。大学院生や社会人の参加者も多い中、県内の大学生で唯一の選出となった。12月末に届いた表彰状を手に鳥海さんは「プレッシャーもあったけれど、3年間の頑張りが実を結んでうれしい」と喜びを語った。

 本年度の全国大会は、9月に福岡県内で開かれた。学術講演会では研究者や技術者など3659人が発表。優秀講演者は40歳以下の参加者を対象に、240人が選ばれた。本県の学生では、宇都宮大大学院の葛西孝平(かさいこうへい)さんも選ばれた。

 鳥海さんは課題研究の一環として、那須烏山市のまちづくり研究会に参加してきた。足利工業大や烏山高、市民らが協力し、1930年に作られた烏寶(うほう)線(現・烏山線)鉄道唱歌を活用し、地域活性化に取り組んだ。

 鉄道唱歌は沿線の名所や景観などを歌った内容で、明治~昭和初期に全国各地で作られた。研究会は歌詞の解明、地域資源回遊マップの作製などを実施。鳥海さんらは市民参加型のワークショップを開き、「山あげ祭」「アキュム」などの歌詞を盛り込んだ現代版の鉄道唱歌を作り上げた。