県警の巡査が携帯電話を不正に取得したとされる事件で、県警は14日、詐欺の疑いで機動捜査隊の男性巡査(27)を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分とした。また同日、児童ポルノのDVDを所持したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)の疑いで40代の男性警部補を書類送検し、戒告の懲戒処分とした。巡査は同日付で依願退職したという。

 巡査の書類送検容疑は、10月9~13日、宇都宮市内の携帯電話販売業者に対し、他人に譲渡することを隠してスマートフォン3台とタブレット端末2台(計56万3280円)を契約し、だまし取った疑い。

 県警監察課によると、巡査は金融業者を名乗るインターネットのサイトに借金を申し込んだ際、相手から「信用審査には携帯電話の契約が必要」と言われ、スマホなどをだまし取り、送付したという。6月ごろから競輪や競艇などに金を使い、数百万円の借金があった。

 巡査の勤務先に10月18日、男から巡査が勤務しているかどうかの問い合わせの電話があり、不審に思った県警が巡査に事情を聴いたところ、発覚した。任意の調べに対し、巡査は「詐欺行為に当たると分かっていながら、金を借りたい一心でやってしまった。反省している」などと供述している。

 スマホなどは同月22日に解約。金は受け取っていないという。発信履歴がないため、使用されなかったとみられる。

 一方、警部補の書類送検容疑は、児童ポルノ販売サイトを通じてDVDを購入し、所持していた疑い。

 警視庁が昨年5月にサイトを摘発、押収した購入者リストに警部補の名前があった。県警の任意の調べに対し、警部補は購入を認めているという。