「社会福祉士」養成の通信過程開講 マロニエ医療福祉専門学校が4月から

 マロニエ医療福祉専門学校(栃木市平柳町2丁目、川嶋武美(かわしまたけみ)理事長)は4月、社会福祉士国家試験の受験資格を得るための社会福祉学科通信課程を開講する。社会人が学びながら資格取得しやすい環境づくりを目指す。県保健福祉部によると、県内での同資格取得のための通信課程は初めて。超高齢社会や子どもの虐待などで福祉の重要性が増す中、同部は「人材育成を進める中で、通信課程ができる意義は大きい」と期待を寄せている。

 通信課程では、自宅学習と月1~2回程度の面接授業(スクーリング)を中心に学ぶ。自宅学習では、介護保険制度や児童への支援、成年後見制度などを学び、リポートを提出する。スクーリングでは、グループで相談の技術などを学ぶ。

 一般養成(1年6カ月)と短期養成(9カ月)の2課程あり、一般養成は一般の大卒者らが、短期養成は福祉系大学卒業者らが対象。入学金・受講料は、一般養成は30万円、短期養成は22万円。同校の中島賢二(なかじまけんじ)福祉心理学科長は「年100万円程度かかる4年生大学と比べ費用も抑えられる」としている。

 公益財団法人「社会福祉振興・試験センター」によると、本県の社会福祉士登録者数は2016年度末で2720人。登録者数は毎年度増えているが、人口規模や人口密度が比較的近い、群馬県や岡山県と比べると少ない。通信課程開校以前も、社会福祉士の養成を担う専修学校は同校だけだった。