塩谷町原荻野目のJAしおのや塩谷地区センターで14日、正月飾りなどに使われるしめ縄の今年最後の集出荷作業が行われた。
同JAによると、同町は県内有数の出荷量を誇るしめ縄の生産地。色合いや香りの高さが特徴の長い稲わらを使っているという。
この日は同JA〆(しめ)縄部会員が軽トラックに積んだ大小さまざまなしめ縄をセンターへ次々と運び込み、「玉〆」「輪〆」など種類や大きさごとに仕分けていった。
30年ほど生産に携わる同町飯岡、農業見形徳智(みかたよしのり)さん(80)は「今年は好天できれいな色に仕上がった。新しいしめ縄を飾って良い年を迎えてほしい」と丁寧に作業を進めた。
しめ縄は関東地方の業者へ出荷され、全国各地の神社や家庭で飾られる。