日光並木杉「補植」へ 栃木県・東照宮などが方針 景観維持目的に

 県や日光市、日光東照宮、有識者などで構成する第3次日光杉並木街道保存管理計画策定委員会(委員長・谷本〓夫(たにもとたけお)宇都宮大名誉教授)が12日、県庁北別館で開かれ、杉並木の景観を維持し将来にわたり保存するため、後継木を補植する基本方針を決めた。補植は過去にも行われており、現在の並木杉約1万2千本のうち、約1300本が明治、大正期に植えられている。県教委は今後、並木杉を所有する日光東照宮や専門家と協議しながら、補植の実施主体や本数、場所などを決める考えだ。

 国の特別史跡と特別天然記念物に二重指定されている日光杉並木街道は計37キロにわたる。1961年に約1万6500本あった並木杉は枯死などで年々減少。県教委が2015~17年度に実施した調査では1万2152本で、前回調査(01年)から538本減った。「やや衰退」「衰退」「ほぼ枯死」の合計が69・2%に上り、前回調査から約16ポイント悪化していることも判明した。

※〓は「丈」の右上に点