ビジネスプラン大会で宇工高が特別賞 「鹿沼組子の耐力壁」提案

 【宇都宮】高校生が事業アイデアなどを競う「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)の最終審査会がこのほど開かれ、宇都宮工業高の「魅(み)せる耐力壁への挑戦~『鹿沼組子』による耐力壁」が審査員特別賞に輝いた。「伝統工芸品の価値再発見」をテーマとしたことなどが高い評価につながった。

 5回目となる今回のグランプリには、全国385校から3247件がエントリーし、最終審査会には上位10組がファイナリストとして進出した。最終審査会は今月7日、東京大本郷キャンパスで開かれ、各組が熱のこもったプレゼンテーションを繰り広げた。

 宇都宮工業高のメンバーは、建築デザイン科3年の12人。同校の五十嵐忠彦(いがらしただひこ)教諭(56)や沼尾宇弘(ぬまおたかひろ)講師(25)らの指導の下、地元の伝統工芸「鹿沼組子」の技法を生かした耐力壁の研究に取り組んできた。

 最終審査会では、スライドと組子の壁の小さなモデルを用いて、プレゼンを実施。強度だけでなく採光や通風に優れることや、図書館や料亭など公共性が高い空間への設置を見込んでいることのほか、収支計画などを説明した。

 この結果、準グランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞した。