10年を費やして制作された「鑁阿寺の伽藍配置模型」

 地元の歴史的建造物に関心を持とうと、足利大付属高建築科の生徒たちが研究授業を通じて制作した「鑁阿(ばんな)寺の伽藍(がらん)配置模型」が市役所1階市民ホールに展示されている。同科3年の歴代の生徒たちが作業を引き継ぎ、10年かけて作り上げた力作。建物や石垣などを含む敷地全体を100分の1スケールで再現している。展示は来年1月25日まで。

 制作したのは2006~16年度に同科3年に在籍していた計65人。初年度の生徒が現地で平板測量を行い、建物の位置関係を示した図面を作った。

 図面を基に07年度から本格的に模型作りを開始。本堂などの建物にはヒノキや竹材を使用した。雨垂れ対策として、屋根瓦の一部が二重になっている部分も忠実に再現した。また、石垣は塗装したウレタンを一つずつ取り付けて表現。灰色の紙やすりを敷いて参道に見立てるなど、アイデアを凝らした。