那珂川町が「田舎暮らし体験住宅」整備 2018年度から貸し出し

 【那珂川】町内への定住を促進させようと、町は東部の大山田下郷の町有地に「田舎暮らし体験住宅」を建設し、2018年度から有料貸し出しを始める。これまで同所の町有地を無償で貸し付ける事業を行ってきたが、なかなか借り手が現れない状況を踏まえ、新たにモデルハウス1棟の建設を決めた。実際に生活し田舎暮らしや町の魅力を知ってもらうのが狙いで、町特産品を自炊の食材として提供することなども検討している。

 町は08年度から、町有地約1ヘクタールを整備して町外在住者に無償で20年間貸し付ける「高手の里」事業をスタートさせ、武茂川沿いの自然豊かな環境に10区画を造成した。しかし、定住に結び付いたのは2区画にとどまっている。

 こうした現状を受け、空き地になっている1区画約560平方メートルを活用して現在、田舎暮らし体験住宅を建設中。木造平屋の1DK(床面積約42平方メートル)で、和室や浴室、トイレをはじめ、まきストーブ、エアコン、テレビ、洗濯機なども備える予定という。敷地内で家庭菜園も楽しめるようにする。

 総工費は約1300万円。利用料金は現時点で未定だが、光熱水費を含め2泊3日で2千円程度、1カ月で2万円程度など安価での貸し出しを想定している。