オオカミ型装置で獣害防止 足利のゴルフ場でも活躍「スーパーモンスターウルフ」【動画】

 光や音で野生動物を威嚇するオオカミ型の装置「スーパーモンスターウルフ」が足利市内のゴルフ場に設置され、イノシシによってコースが掘り返される被害の抑止に貢献している。

 製造元の太田精器(北海道奈井江町)によると、ウルフは全長65センチ、高さ50センチ。赤外線センサーで近くに動物を感知すると、首を左右に動かしながら目を赤く点滅させ、大音量(最大90デシベル)でオオカミの遠ぼえやイヌの鳴き声、猟銃の発砲音などを出す。威嚇音は50種類以上あり、内蔵タイマーで一定時間ごとに鳴らすこともできるという。

 山あいにあるこのゴルフ場では約15年前からイノシシによる掘り返しが目立つようになった。敷地の全周を網で囲ったり、地元猟友会と協力してわなを仕掛けたりしているものの、侵入や被害は後を絶たず、従業員が連日、地面の埋め戻し作業に追われている。

 テレビ番組でウルフを知り、昨年9月中旬に1台導入。設置場所の周囲約200メートルでは掘り返しがなくなったといい、被害発生に合わせて定期的に位置を変えているという。男性支配人は「これまで多くの装置を試してきたが、ウルフが最も効果を上げている。イノシシが慣れる気配もない」と満足げに話した。

 太田精器によると、全国で計9台のウルフが稼働する。現在は「検証段階の商材」で、正規品の発売は今年の春先になるという。