白菜などが並ぶスーパーの鍋物用野菜コーナー。店の野菜価格は平年より1~2割安いという=12月上旬、宇都宮市城東1丁目

 県内で野菜全般の価格が平年より安くなっている。秋以降、好天で気温が高い日が多かったため野菜の生育が良く、出荷量が増えたことが大きな要因。12月上旬まで暖かい日が続き、冬定番の鍋物用野菜の需要が伸びなかったことも影響した。全体では1割ほど安く、記録的な高値となった前年同期に比べて半値ほどの野菜も。消費者は歓迎する一方、生産者は「これではもうけが出ない」と悲鳴を上げている。

 宇都宮市中央卸売市場の青果卸売会社「東一宇都宮青果」によると、野菜の卸値は11月中旬から下がり始め、全体平均は現在、平年より1割以上低い。特に露地野菜が安く、ほうれん草や小松菜は前年同期の半値に近い。10月以降、日照時間が長く気温が高い日が続き、野菜全般の出荷量が増えているためという。