恒例の念仏踊り、威勢よく 那須・半俵地区の「寒念仏」

恒例の念仏踊り、威勢よく 那須・半俵地区の「寒念仏」

 【那須】寒の入りの5日、高久乙の半俵(はんびょう)地区に伝わる県指定無形民俗文化財の念仏踊り「半俵の寒念仏(かんねんぶつ)」が半俵公民館で行われた。

 踊りは鎌倉時代、源義経(みなもとのよしつね)や弁慶(べんけい)ら一行が源頼朝(みなもとのよりとも)の討伐を逃れて奥州に向かう際、同地区の岩穴で一夜を明かした縁から、霊を弔うために始まったとされる。現在は地元住民で組織する保存会(人見浩(ひとみひろし)会長)が五穀豊穣(ほうじょう)や悪役防除などを願い、毎年1月の寒の入りと7月の土用の入りの年2回実施しているという。

 この日は、頭に義経や弁慶の人形を載せた冠をかぶった太鼓打ちなどの男衆6人が踊りを披露。「そりゃさっさーさ」といった掛け声や笛、鐘などの音に合わせ、輪になったり互いに向き合ったりしながら威勢よく踊った。