高校英語ディベート、栃木は強豪県 学校横断で底上げ、6年連続で全国上位

 昨年12月に埼玉県で開かれた第12回全国高校生英語ディベート大会(全国高校英語ディベート連盟主催)で宇都宮東高が準優勝し、本県勢は6年連続で上位入賞を果たした。全国有数の“英語ディベート強豪県”となりつつある本県。強さの秘訣(ひけつ)は、学校の垣根を越えたレベルの底上げ対策にあるようだ。

 同大会は、高校英語ディベート日本一を決める草分け的な大会。1チーム4人で戦い、今回は全国64校が参加した。本県勢は2007年の第2回から出場し、宇都宮高が優勝した12年以降、毎年3位以内の成績を収めてきた。

 その原動力となっているのが、県高校文化連盟英語部会が年10回程度開催する合同練習会。各校の生徒と教師が一堂に会し、ノウハウの習得に努めている。同部会の立ち上げに尽力した佐野高の野城充生(のしろみつお)教諭は「ディベートの進め方の基本を共有していることが大きい」と話す。

 同部会が習熟度別3クラスで開く「春季大会」も本県の特徴の一つ。「他県では、新参校が強豪校にたたきのめされ意欲をなくすケースもある。習熟度別で競えば励みになる」と野城教諭。今回全国準優勝した宇都宮東高は初級クラス優勝をきっかけに自信をつけ、実力を伸ばしてきたという。

 本県で高校英語ディベートに取り組み始めた当初は宇都宮高と宇都宮女子高がリードしてきたが、ここ数年は県全体の底上げが進む。今回の全国大会には常連の宇都宮東、宇都宮の2校と共に大田原女子高が初出場を果たした。