注目集まるビットコイン 栃木県内にも導入店 乱高下「バブル」警鐘も

注目集まるビットコイン 栃木県内にも導入店 乱高下「バブル」警鐘も

 仮想通貨の代表格「ビットコイン」が県内でも注目され始めた。家電量販店や飲食店などでビットコイン決済を導入する店が出ており、活用して「まちおこし」を描く経営者も。一方、価格が1年で20倍超に跳ね上がるなど乱高下しており、専門家からは「バブルの可能性がある」と指摘する声も出ている。

 ビットコインはインターネットを通じ、スマートフォンやパソコンの“財布”で保有。円やドルなどのように中央銀行が存在せず、仮想通貨と呼ばれる。

 宇都宮市今泉町のコジマ×ビックカメラ宇都宮本店は7月、ビットコインの決済サービスを始めた。支払時、店員が専用スマホに金額を入力すると、ビットコインに換算した価格とQRコードが表示される。客がスマホで読み取ると支払いができる。

 須田正美(すだまさみ)店長(46)は「幅広い支払いツールを用意し、お客さまの利便性を高めるため」と説明する。換算すると小数点で価格表示されるなど戸惑いもあったというが「利用は頻繁ではないが増えている。若い世代に広まれば」と期待する。

 同市二荒町の飲食店「インコントロ」も8月、認知度アップと集客を狙いビットコイン決済を導入した。これまでの利用客は2、3人。経営者の益子浩二(ましここうじ)さん(57)は「利用客が少なくてもアピールになる」。他に経営する結婚相談所でも導入し、「宇都宮で使える店を増やし、ビットコインで町おこしをしたい」と目標を語る。

 一方、ビットコインは投機目的の保有も多いとみられ、大手取引所によると、3月下旬の価格は1ビットコイン=10万円台だったのが、12月中旬には200万円を超えた。急騰の一方、急落することも。1日の中でも刻々と変化している。