「自然薯」栽培、愛好会が盛況 大田原 手軽さや味が魅力

【大田原】ジネンジョ栽培愛好家でつくる「那須自然薯(じねんじょ)の会」の活動が人気を集めている。手間のかからない栽培法や会員に提供する苗の品質などが評判となり、会員と常連を合わせると、2010年の立ち上げ時の2倍となる約100人に上る。同会の鈴木良一(すずきりょういち)会長(70)は「みんな楽しみながら作っている。粘りや味などジネンジョの良さが、より多くの人に広まってほしい」と話している。

 同会は鈴木さんが04年、友人からジネンジョ栽培を勧められて立ち上げた「八溝自然薯会」が前身。活動を新聞に取り上げられて会員が増えたのを機に、那須自然薯の会を10年2月に発足した。当初50人だった会員は口コミで増え、県南や福島県白河市などからも集まった。現在は会員が約70人、苗や資材の提供のみ受ける常連が約30人いる。

 ほぼ無菌状態の苗を有償で提供し、会員がそれぞれの畑で作付けする。栽培方法についての情報交換会なども不定期で行っている。

 ジネンジョ栽培は、5月ごろに植えてから収穫が始まる11月末までほぼ作業を必要としない手軽さや、掘り出した時の達成感が魅力という。同会のジネンジョは長さ約1・5メートル、太さ約5センチのスケールが特徴で、強い粘りと滑らかな味わいも評判だという。