退造の精神、現地で学ぶ 宇都宮・清原南小6年生の3人 PTA事業、沖縄訪問へ

 【宇都宮】太平洋戦争末期に沖縄県警察部長だった荒井退造(あらいたいぞう)の母校清原南小は、創立140周年を記念したPTA事業として平和教育リーダー養成事業を立ち上げた。来年1月には6年生3人を沖縄に初めて派遣する。地元の偉人の足跡を児童が訪ね、同校で後日開く報告会で学んだことや感じたことを他の児童へと伝える。

 同事業は2016年度の140周年に合わせ、5年間の期限付きで計画。

 退造は戦火の中、当時の島田叡(しまだあきら)沖縄県知事と県民疎開に尽力し多くの命を救った。最近、市民などによる顕彰作業が進む中、「本校出身の荒井退造の功績を何らかの形で学校の平和教育に生かせないか」と和久賢次(わくけんじ)校長。修学旅行先としては距離的に難しいため、6年生数人を毎年派遣することにした。

 今回は白須菜花(しらすなのは)さん(12)と猪瀬柚葉(いのせゆずは)さん(11)、仲島彩歌(なかじまさいか)さん(12)が立候補。1月4~6日の日程で、退造らを祭る慰霊塔がある県立平和祈念公園と資料館、ひめゆり平和祈念資料館など沖縄南部を訪問する。