宇都宮美術館、ショップ運営会社撤退 不採算理由、3社目

宇都宮美術館、ショップ運営会社撤退 不採算理由、3社目

 宇都宮美術館のミュージアム・ショップ運営会社が不採算を理由に11月末で撤退していたことが、25日までに分かった。同館は現在メンテナンス休館中で、来月10日からオープン予定。宇都宮市教委文化課は「ショップは美術館に必要な施設」としてショップ再開を目指しているが、現段階で次の運営母体は決まっていない。

 公立美術館のショップは、自治体による直営や関連組織による運営などさまざまな形態がある。宇都宮美術館では、民間の出店者が市に月額で数万円の使用料を支払う形で運営されている。茨城県天心記念五浦美術館も同様の運営形態をとっており、使用料もほぼ同額。

 宇都宮美術館のショップは2004年から、展覧会の企画などを行う株式会社キュレイターズ(東京)が運営。1、2年ほど前から市に不採算の相談が寄せられ、市は本年度使用料を半額にする措置を講じてきたという。同社は取材に対し「(撤退は)総合的な判断」とコメントしている。

 同美術館は集客力の高い企画展などで年間10万人を超える観覧者数を維持している。しかし、同課によると、1997年の開館以来、同社は3社目の出店者で、以前の2社も不採算を理由に撤退。