「みんなの鉱物大百科」始まる 貴重品手にとり観賞も可能 那須野が原博物館

 【那須塩原】世界で初めて県内から発見された鉱物や、国内で唯一、市内から産出されていた鉱物など約180種類200点を紹介する県立博物館の移動展「みんなの鉱物大百科」が23日、三島5丁目の那須野が原博物館で始まった。実際に手に持ったり、紫外線に当てたりして重さや色の変化を確かめられる展示物もあり、子どもにも分かりやすい内容となっている。来年4月15日まで。

 同展は鉱物の入門者から愛好家までの幅広い層に、日用品や宝石の材料などにも使われる鉱物を広く知ってもらおうと企画。県立博物館の常設展には並ばない同館秘蔵の貴重な鉱物を5章に分け、解説パネルとともに展示している。

 第1、2章では鉱物の基礎を紹介し、色や形、重さの違いを鉱物を手に持つなどして実感できる。第3章では国内外で産出された鉱物を六つの分類別に展示し、円板状に成長した不思議な形の「黄鉄鉱(おうてっこう)」や大型の「紫水晶」、輝く「自然金」など目を引くものがずらりと並ぶ。

 第4章では、材料に鉱物が使われている製品を紹介。県内産の鉱物を展示する第5章では、鹿沼市内の鉱山から世界で初めて発見された「神保石(じんぼせき)」や「プロト鉄末野閃石(てつすえのせんせき)」のほか、国内で唯一、市内の鉱山で産出していた「天藍石(てんらんせき)」などが目玉となっている。