黒羽刑務所、2022年に廃止へ 法務省方針 受刑者減、跡地利用は未定

 法務省が黒羽刑務所(大田原市寒井)を2022年4月に廃止する方針を固めたことが21日、同省などへの取材で分かった。国の財政が厳しい中、受刑者数は減少しており、統廃合を進める必要があると判断した。同刑務所の受刑者や職員は同じ本県内の喜連川社会復帰促進センター(さくら市喜連川)など複数施設に収容、異動することで対応される見通しだ。

 黒羽刑務所は犯罪傾向が進んでいない男子受刑者らを受け入れる施設。収容定員は約1800人。改正前の古い耐震基準だった1971年の建設で老朽化し、改築も困難と判断された。

 跡地利用について同省は「白紙だが、地域活性化のための利用も想定に入り得る」とする。黒羽刑務所がある大田原市の津久井富雄(つくいとみお)市長は「残念だが、受刑者が少なくなったということは治安が良くなったということで肯定的に捉えたい。跡地は地域活性化に使えるので、関係省庁とよく協議したい」としている。