クロロとゆめな、ベトナムで市民と交流 那須町をPR

 【那須】農耕馬「那須駒」と世話役の少女をモデルにした黒田原地区のマスコットキャラクター「クロロとゆめな」が、初の海外遠征としてベトナム・ホーチミン市をこのほど訪れ、現地のイオンモールや工業団地で町やキャラクターをPRした。ミニライブや写真撮影を通した市民との交流も展開。多くのベトナム人がキャラクターの「フェイスブック」(FB)ページを閲覧し、文章の内容を評価する「いいね」数も遠征前の約10倍となる約1千件に増加するなど、関係者は町の周知や誘客効果へ期待を寄せている。

 キャラクターのプロデューサーで町地域おこし協力隊員の木下愛貴(きのしたあいき)さん(29)によると、ベトナムはご当地キャラクター文化が低い一方、親日国でインターネットの普及率が高い。そのため「市場やキャラクタービジネスの成長、情報拡散が期待できるエリア」として、話題性や町訪問のきっかけづくりなどを目的に木下さんが企画しほぼ自費で遠征した。

 ホーチミン市には11月9~14日に滞在。期間中、那須町内に本社を構える高級下着などの製造会社がある工業団地やイオンモールで、キャラクターソングやドラム演奏を披露するミニライブを開催。町の写真なども配布し、ベトナムではなじみのない温泉や雪、高原の魅力もPRした。

 市民らは最初は物珍しそうに見物していたものの、演奏中のクロロとゆめなに近づいて一緒に写真を撮ったり、「日本に行ったら那須町に寄りたい」といった声が上がったりしたという。帰国後も、クロロとゆめなは自身のFBページにベトナム語の文章を投稿するなどしており、ベトナム人からのコメントや「いいね」も多く寄せられている。