山伏が力強く餅つき 日光山輪王寺で「御供加持」【動画】

山伏が力強く餅つき 日光山輪王寺で「御供加持」【動画】

 日光市山内の世界遺産日光山輪王寺で21日朝、山伏が本尊に供える正月用の餅をつく伝統行事「御供加持(ごくうかじ)」が行われ、境内に威勢の良い掛け声が響いた。

 本堂「三仏堂」前に結界が張られ、一山の僧侶と山伏が一列に並んで入場。読経をささげ臼を清めた。同日朝の山内地区の気温は氷点下3度ほどに冷え込み、山伏たちは湯気を上げるもち米を力強くついた。

 出来上がった5キロの餅は三仏堂の三本尊に供えられた。筆頭山伏を務めた輪王寺支院・華蔵(けぞう)院の関口純一(せきぐちじゅんいち)住職(44)は「正月のための最初の餅つき。気を引き締めて行った。とても良い新年となるよう祈りを込めた」と話していた。

 輪王寺の餅つきは「餅練り」と呼ばれ、古くから山岳修行をする山伏が行ってきた。輪王寺は年末までに計120キロの重ね餅を作り、境内約100カ所に供えて正月の準備を整える。