サッカースペインリーグ「ヘタフェ」下部に入団 鹿沼市出身・柿沼利企選手(18)

 サッカーのスペインリーグ「リーガ・エスパニョーラ」で、柴崎岳(しばさきがく)選手が所属する「ヘタフェ」の下部組織に、鹿沼市出身のMF柿沼利企(かきぬまりき)選手(18)=168センチ、60キロ=の入団が決まった。10月に渡欧し、1カ月以上に及ぶトライアウト(入団テスト)の末、今月上旬に合格通知を手にした。50メートル走5秒9のスピードとドリブルが武器の柿沼選手は「日本人の力を見せ、世界トップレベルの選手になりたい」と飛躍を誓った。

 同リーグ所属チームの下部組織では、FC東京の久保建英(くぼたけふさ)選手(16)が強豪バルセロナで活躍した。入団は極めて厳しく、橋渡し役となった元栃木SC選手の稲若健志(いなわかたけし)さんによると、高校生世代の日本人選手は初めてという。

 柿沼選手は鹿沼中央小、鹿沼西中では地元のFCアネーロに所属した。群馬県の強豪・前橋育英高に進んだが、「世界でプレーしたい」と他校に転校した後に2年生で中退。将来的な渡欧を視野に入れ、アルゼンチンに渡って約1年間、南米選手権に出場する選手たちの中で技術を磨いた。

 今年10月にスペインへ移動すると、すぐにヘタフェの入団テストに参加。「他の選手と同じレベルのプレーでは目立たない」と、練習や試合では特技のドリブルとスピードをアピール。1カ月半にも及んだ厳しい審査を見事に通過した。

 下部組織ではユースチームなどに所属し、年間約40試合行うリーグ戦などを通して、トップチーム昇格を目指す。柿沼選手は「まず2020年の東京五輪出場が目標。日本代表の(背番号)10番をつけてワールドカップに出たい」とさらなる夢を描いている。