女子クライミング選手の強化育成に向け、講習会などで指導を手掛ける五月女美元=宇都宮市内

 2022年の第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」に向け、小中学生を対象としたタレント発掘事業を進める県が、長年の課題だった女子の強化に力を注いでいる。男子に有望選手が多いスポーツクライミングや重量挙げなど7競技は「重点競技」として強化費を増額。皇后杯はここ5年の間で3度30位以下に甘んじているだけに、地元国体で天皇杯(男女総合優勝)を獲得するには女子の底上げが不可欠。関係者の取り組みに注目が集まる。

 「自分の経験を後輩たちに伝えたい」。スポーツクライミングの五月女(そうとめ)美元(みはる)(23)は今年4月に負ったけがから回復するまでの間、月1回ペースで国体女子選手の指導にあたっている。