県産農産物の輸出促進のため、県は来年2月にかけて輸出先各国へ集中プロモーションを仕掛ける。東京電力福島第1原発事故に伴う規制が今年7月に緩和され、青果物の輸出が可能になった香港で福田富一(ふくだとみかず)知事が今月、トップセールスを行うほか、これまで空輸だったイチゴについて香港へ船便での輸送試験を実施し、今後の実用性を検証する。これまで青果物の輸出が限定的だったアラブ首長国連邦(UAE)や、日本食レストランが多い米国では試食会を開くなどして輸出拡大を図る。

 香港へは現在、コメや牛肉などが輸出されており、規制緩和を受けて11月には県産ナシ「にっこり」の輸出が再開された。にっこりや県産イチゴ「スカイベリー」、「とちぎ和牛」、コメ、日本酒などについて福田知事が21日、バイヤーや旅行業者にプレゼンテーションする。これまで香港へ輸出していなかったヤシオマスもPRする考え。

 また、イチゴは鮮度維持の観点からこれまで空輸してきたが、鮮度を長期間保持できる特殊コンテナを使用し、今月中旬以降、船便での輸送試験をする。船便は輸送時のコスト面でメリットがある。